あけましておめでとうございます。鳥班のfunaです。
野研ブログのほうが10月以降更新がないのも寂しいので今日撮った野鳥の写真をのせたいと思います。
タゲリ
冬鳥。一ツ瀬河口付近で50羽近くが田で採食や水浴びをしていることを確認しました。ミョーミョーと可愛らしい声で鳴きます。その付近にいたツクシガモが嘴を泥につけ、頭を振りながら採食しているのと比べるとタゲリは採食の仕草も「田園の貴婦人」の異名にふさわしい優雅なものであることがわかります。
カンムリカイツブリ
こちらも冬鳥ですが夏と冬とでがらっと見た目が変わります。下の画像は去年の3月12日に同じ場所で撮影したカンムリカイツブリです。たった2カ月で頬から後頭にかけて赤褐色の飾り羽ができ、冠羽も発達しています。カイツブリと名が付くだけあって潜る行動がよく観察できます。
ミサゴ
大きな魚を見事に捕まえていました。一富士二鷹といいますが、これはミサゴにとっても幸先のよい一年のスタートになったのではないでしょうか。去年の正月に落鳥したミサゴをじっくりと観察できたのも面白かったですが、元気なミサゴを見ることができたのもまた良い一年のスタートだったと思います。
funaです。10月の調査結果を報告します。
調査場所:調査地
調査日:2015年10月11日
天気:曇り
時間:7時~8時
記録者:funa
カワラヒワ 6
キジバト 3
キセキレイ 1
コサギ 2
スズメ 29
チュウサギ 1
ツバメ 9
ハシブトガラス 1
ハシボソガラス 4
ヒヨドリ 声2
ホオジロ 8
モズ 7
種数:12
個体数:71羽+声2
調査場所:宮崎大学キャンパス
調査日:2015年10月11日
天気:曇り
時間:8時30分~10時20分
記録者:funa
イカル 声1
カルガモ 7
カワラヒワ 5
キジバト 2
コゲラ 2
エゾビタキ 1
スズメ 12
ツバメ 5
ハシボソガラス 7 声2
ヒヨドリ 10 声2
ムクドリ 26
モズ 5
ヤマガラ 声1
種数:13
個体数:73羽+声6
今回の調査ではキャンパス内の池にカルガモが7羽きていることが確認できました。前回の記事で今の時期のカモはエクリプスになるのでわかりにくいとかきました。カルガモの場合はマガモ オスのエクリプスに似ていますが、クチバシの色で判断することができます。マガモ オスの場合はクチバシが全体的に黄色ですが、カルガモの場合は黒色のクチバシの先に黄色がついていることで見分けることができます。参考までに以前撮った写真をのせてみました。
マガモのエクリプス
カルガモ
カルガモは季節による体色の変化は、翼鏡の青色が目立つようになる程度の小さいもののようです。また、調べてみるとマガモ オスのエクリプスとマガモ メスとの見分け方はクチバシの色がメスが褐色で黒色部分があるということで判断できるようです。
鳥ではありませんが、この間双石山で見つけた「ホトトギス」と「キバナノホトトギス」が綺麗だったのでここにのせておきます。名前の由来は鳥のホトトギスの羽毛の斑点と花の模様が似ているということで名づけられたようです。
funaです。
今日は鳥班で金御岳に行ってきました。9月下旬から10月上旬までが渡りの時期のようです。8時30分~12時までで390羽のサシバを確認しました。サシバの他にはトビ、ノスリ、ハチクマを確認しました。聞いた話によると今日のサシバの渡りは1000羽を超えたようです。また、昨日一昨日はどちらも4000羽を超えていたようなので今日含めた三日間で9000羽ものサシバが渡っていったことになります。天候の悪かった2014年の累計が11246羽でしたが、今年は無事に20000羽ほど渡れるのではないかと思います。ちなみに過去のデータで2日間続けて4000羽を確認できたことはなかったようでした。
鳥班の皆も楽しんでいるようでした。
鳥は「ここに行けば必ず会える」というのが難しいので誘うのが中々躊躇われるのですが、サシバの渡りならば絶対に会えますし、興味をもってもらえるのではないかと誘ってみて良かったです。
柱のように上昇していくサシバたち。川の流れのように頭上を通過していく様が美しい。
サシバ。今日は風があまり強くないので気流を探すのに苦労したのだろうか。
サシバより大きく、尾がバチ状になっていないことからハチクマであろうということでした。
クマタカは渡りの動きとは違う動きをするので判断できるようです。
こんにちは、夏休みらしい過ごし方をしているFunaです。
特に9月になってからは雨の日も減り、探鳥しやすい日続いているので喜ばしいものです。
先日調査を行ったので8月分と合わせて結果を報告いたします。
8月分
調査地
年月日:2015.8.24
時間:7時40分~8時40分
天気:曇り→雨
記録者:Funa
カワラヒワ 10
キジバト 4
コサギ 3
スズメ 54
セッカ 声1
ダイサギ 1
ツバメ 6
ハシブトガラス 1 声2
ハシボソガラス 4
ホオジロ 1
ミサゴ 1
ドバト 19
種数 12種
個体数 104羽+声3
9月分
調査地
年月日:2015.9.21
時間:6時45分~7時45分
天気:曇り
記録者:Funa
カワセミ 1
カワラヒワ 1
キジバト 1 声1
コサギ 1
スズメ 115
セッカ 1
チュウサギ 21
ツバメ 9
ハシブトガラス 2 声1
ハシボソガラス 2 声2
ヒヨドリ 2 声2
ホオジロ 5
ムクドリ 1
モズ 4
ドバト 8
種数 14種
個体数 174羽+声6
宮大キャンパス
年月日:2015.9.21
時間:8時20分~9時10分
天気:曇り
記録者:Funa
イソヒヨドリ 1
エゾビタキ 2
カワラヒワ 3
キジバト4
シジュウカラ 1
スズメ 25
セグロセキレイ 1
ツバメ 9
ハクセキレイ 1
ハシブトガラス 1 声2
ハシボソガラス 5 声2
ヒヨドリ 2 声1
ホオジロ 2
ムクドリ 19
モズ 4 声1
種数 15種
個体数 80羽+声6
宮崎大学キャンパス内にもエゾビタキが渡来していることを確認しました。9月18日に一ツ瀬河口に探鳥にいった際にアマサギが冬羽になっているものを見て、夏の終わりと渡りの時期の始まりを感じました。また、渡りの時期が始まるということでチュウサギも多くなってきたように思います。運動公園近くで50~60羽ほどのチュウサギが羽を休めているところを目撃しました。学内でも9月20日に池のところで黒いカモが2羽飛んでいるところを目撃しました。渡来が始まっているカモたちですが冬前の今は地味な非繁殖羽、つまりエクリプスになっており同定が非常にややこしくなっています。写真の一番下に一ツ瀬河口にいたコガモ(オス)のエクリプスをあげました。コガモ♂のエクリプスの場合は似ているものにコガモ♀、ヒドリガモ♀などがいます。
エゾビタキ
ヒヨドリ
チュウサギ
コガモ♂ エクリプス