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野外生物生態調査研究部

宮崎大学の部活、野研の結果報告、お知らせなど。

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部会内容と雑談(忍法 隠れ身の術?)

どうも、くまです。
ずっと雨です。 外に行きたいです。
 晴れ間が恋しくて仕方が無いです。嗚呼・・・。

2013年6月27日(木)部会内容
1.勉強会
 今回は植物班でした。班員の南が「ネジバナ」を紹介してくれました。
私が楽で助かりました。 またやって!(笑)
次回は魚班です。よろしく!

2.学祭について
 なんだか盛りだくさんです。全部できるかなぁ?

3.調査日決め
  ・野研の定期調査を7月の20日に行う予定となりました。
  ・運動公園は・・・どうなるかな?

以上です。


雑談!

 さてさて、今日は昆虫行きましょうか。題名からピンときた人がいらっしゃるかもしれませんね。
はい。今回の話題は「擬態」です。
 先日の梅雨の中休みに水田へ出たのですよ。橋の下ではアオスジアゲハの竜巻が起きていましたが、これは別の機会にしておきます。堤防下は蝶の楽園と化していました。アオスジさんたちだけでなく、モンシロチョウたちも沢山舞っていました。お目当ては堤防下に群生している「アレチハナガサ」の蜜。
 お花畑にたくさんの蝶が舞っているなんて素敵な光景ですけど、彼らにとっては必ずしも素敵な場所ではなかったのです。

P1010795.JPG



楽園での悲劇
(蝶・人目線)



油断するとこうなります。

 今回のテーマ:擬態 の主役、カマキリさんです。しかし、このカマキリさん、褐色ですね。アレチハナガサは緑色だから擬態にならないと思うのですが・・・。モンシロさんは気が付かなかったのでしょうか?
 カマキリは緑色と褐色の個体を見ますが、これって種類によって違うんでしょうかね。いずれも「植物に擬態できる色彩」という共通点はありますが。 そういえば、外国には花に擬態するカマキリがいましたね! テレビで見ましたが、あれはきれいでした! 本当に花に見えましたし。
 写真のカマキリさん、獲物は捕らえてますが、場所はまずいですね。 忍者の国のカマキリとして、外国のカマキリさんに負けて欲しくはないです。 頑張れ!
 それにしてもカマキリは肉食ですね。餌が少ないときは共食いもするとか。 雌の方が体が大きいから雄を食べるとか聞きますね。自分と同じ形の生物を食べるってすごいですね。人間で言う「食文化の違い」というものでしょうか。


 続いて、同じく擬態をする種類ですが、写真があまりよくないです。すみません。
6d8b0b1c.jpeg

葉が邪魔・・・





 

 「ルリタテハ」です。
え? 『目立つじゃん』ですって?

 表は目立つ色彩なんですけど、裏は見事な「樹皮」模様みたいですよ。私も実物の翅裏を見てないので、詳しく言えません。
 しかし図鑑でみたらすごく樹皮っぽくて、擬態されたら見つけるのは大変そうです。 本当は擬態姿を撮りたかったのですが、なにせ動きが素早くて、写真に撮れたのも幸運でした。まさに「目にも留まらぬ速さ」でした。 ううむ、擬態だけではなく動きも俊敏だなんて、本当に忍者のようですね。
 どうやらこの蝶の縄張りに入ってしまったようで、周囲をグルグル飛び回っていました。 ルリタテハさん、お邪魔しました。わざとではないのですよ?!  たまたま不法侵入してしまっただけです。はい。


雑談以上です。 
雨続きで雑談ネタを探しに行けなくてつまらないです。 ネタに困っているわけではありませんが、早くお日様を見たいですね。 次回は・・・う~ん、植物か昆虫か、はたまた別の何かか。 

お楽しみに!  では! (・∀・)ノシ

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部会内容と雑談(鳥さんのお家 後編)

こんにちは、くまです。
先日は台風が来ていましたね。宮崎では激しい雨には感じられませんでしたが、福岡方面は結構な雨が降ったようです。

風雨に負けずいきましょう!
2013年6月20日(木)部会内容
1.勉強会
 昆虫班がカナブンについて紹介してくれました。
コガネムシとの違いに「へぇ~」っと感心。どう違うのか初めて知りました。身近なのに知らないことって多いですね!
来週は植物班です。

2.学祭の展示内容決め

3.連絡
 ①部費
  来週も集めます。まだの人は忘れないように!
 ②双眼鏡 熱意のオークション!  限定1名 
  オークションですが積むのはお金ではなく熱意です(笑)

以上です。雑談いきます。


 前回に引き続き、鳥さんのお家を紹介していきます。が、その前に、鳥の巣の定義・機能について触れておりませんでしたので、まずはそこから。
(最初にやれよと言われそうですね、すいません!)



参考文献:『鳥類学辞典』より一部要約
◎巣の定義
 一般には鳥が産卵し、抱卵する構造物を指す。
ただし、種類によっては巣を作らなかったり、巣という概念がないものもいる。
・穴や木の枝に直接産卵したり
・托卵したり →カッコウとか!
・自分の脚と腹の間に抱卵したり →コウテイペンギン!

◎巣の役割
 鳥が安全に産卵・抱卵し、種類によっては育雛する場所を提供すること。また、環境変化に対する卵の保護。

◎その他の情報
・巣の大きさ、形状、巣材、作る場所は種類によって様々。
 ただし、近縁種は同じような場所に同じような巣を作ることが多い。
・種類によっては巣内に、卵を産むために羽毛や獣毛などを敷いた産座を作る。
・多くの種は毎年新しい巣を造るが、一部の猛禽類では連続して同じ巣を数年使うものもいる。
 その理由は、巣の強度や周辺の環境が関係しているようである。

以上が調べた内容です。私たちの「家」と違って、鳥にとっては産屋・分娩室なんですねぇ。ん? では普段は適当な場所で寝たり休んだりしているのでしょうか・・・。縄張りがあるようなので、寝る場所も決めているのかな? 謎です。



上記の情報を把握した上で、ウグイス・オオルリの巣を見てみましょうか! 
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ウグイスの巣!





 これは偶然撮影できたものです。鳥の師範と山道を歩いていましたところ、足元にコロリと転がっていました。上方の木から落ちてきたものだろうとのことです。

 
 
 う~ん、上手く丸く作ってありますね! 材料は・・・なんでしょうねぇ。一見、イネ科植物の枯れた葉にも見えましたが。手触りとしては、竹の古い皮みたいな感じでカサカサしてました。これをせっせと作ったところを想像すると、苦労が伝わりますね!



最後!
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オオルリの巣!


 
 

 岩の窪みにフカフカの植物を敷いた、シンプルな造りです。材料は、その辺に沢山群生していたシノブの類とかコケ類でしょうかね。材料には事欠かない場所ですが、こんなに簡単な巣で大丈夫なのでしょうか。ちょっと心配ですね。
 

 この巣は昨年の古い巣であるようです。上記の説明通り、古い巣は使用されないので写真を撮らせてもらいました。前記事でも書きましたが、なるべく配慮して撮影しておりますのでご容赦ください。


以上、鳥の巣紹介でした。鳥ではなく巣を紹介するという変化球でしたが、いかがでしたか?
次回は、できれば昆虫、無理なら植物について語ろうと思います。  では! (・∀・)ノシ

部会内容と雑談(鳥さんのお家 前編)

こんにちは、くまです。
半端な天気が続いておりますね。からりとした晴れ間が恋しいです。洗濯物を外に干したいですからね!

さて、いきましょう。
2013年6月13日(木)部会内容

1.勉強会
 鳥班が「アカショウビン」を紹介してくれました。
先日の1コマ目に大学で鳴いていたそうです。
あれ、私気付かなかった・・・。テスト中だったからかな?

2.連絡
 ①新歓は金曜日だよ、楽しみましょう! by部長
 ②新歓の費用について
 ③来週前期分の部費を集めます!
 ④報告(新発見植物について)

 ③に注目! みんな、忘れずに持ってきてください。
 ちなみに、部費は1000円です。

以上です。

雑談いきます!

 今週と来週、2回に分けて鳥さんのお家について語ろうと思います。
種類は4種(ウグイス・オオルリ・セッカ・モズ)です。
写真が見れない方、すみません、ちょっと問題形式でいきます。ご了承ください!(>△<)

 トップバッターはこちら!  
 問題: 誰のお家でしょう?
8da84c60.jpeg










答え…モズさんです!

 まさに「巣」ですね。皆様が想像するようなお椀方。
材料は枯れた草本の茎や葉、人工の綿やビニル繊維のようです。どこから取ってきたんだろ…。
 巣は雛たちが巣立った後です。もぬけの空だったので写真を撮らせてもらいました。無事に成長できたのでしょうかね。


続きまして、こちら。 問題: 誰のお家でしょう?
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答え…セッカさんです。

「え? これ巣なの?」と言いたくなる外見ですね。
鳥の師範いわく、セッカが巣作りを途中で放棄したものだろうとのことです。
残念に思いますが、ちょっと安心しました。
なぜなら、この巣は道のど真ん中に作られていたからです。
最後まで作って使用しても、車や人に踏まれていたかもしれません。そうなるくらいなら、別の安全な場所に作り直した方がよいですからね。

 この巣はイネ科植物の葉を束にして作られていました。
どうやって葉と葉をくっ付けているのだろう? と思ったのですが、セッカさん、賢いです。蜘蛛の糸を利用していたようです。
巣の内側にはチガヤの柔らかい綿が入っていました。
やはり鳥さんも居心地の良い家を求めるのでしょうか?
親近感湧きますね!


今回は以上です。次回はウグイス・オオルリの巣について書きます。

最後に・・・
 鳥関係(特に巣)の写真を撮るときは、鳥が抱卵・子育てを放棄することがないようになるべく配慮しております。
今回・次回共に、子育てを終え、不要となった後の巣を記事のネタとしております。
それでもご不快になられる方がいらっしゃるであろうとは存じますが、今後も配慮していきます故、どうかご容赦くださいますようお願い申し上げます。

部会内容と雑談(木質の居候)

こんにちは、くまです。
昨日は6月の定期調査でした。雨の影響か、雑草が刈られた影響か、全体的に種数が少なかったです。それでも草本植物は、今期初「タカサブロウ」・「ミゾカクシ」を確認できました。(あれ、ネジバナもあったかな)
季節の移ろいを感じます。
・・・さて、いきましょう!

2013年6月6日(木)部会内容
1.6月調査日決め
 冒頭で述べた通り、8日に実施しました。

2.新歓日程決め
 「うりぼう」さんで行おうということになりました。
参加希望者でまだ名乗りをあげてない人は早めに部長に伝えてください!

3.連絡
 3年生からの提案を伝えました。
内容は「調査のついでにゴミ拾いしない!?」というお誘い。
調査地として使用している水田や堤防などのゴミが目に付いていたし、どうせならボランティア活動もしてみよう、ということで提案しました。今回の調査で試験的に導入してみました。調査参加者のみんな、積極的に拾ってくれてありがとう!
できれば今後も続けたいですね!

4.研究室訪問
 野研顧問の先生の研究室へご挨拶に伺いました。
サークル活動のみならず、大学生活についてのお話や助言をして頂き、しばしば笑いある楽しい時間を過ごしました。
今回は研究室訪問のため、勉強会はお休みでした。

以上です。


雑談です。
 以前、拾い物をするという話をしましたが、その番外編的な話をします。まずは今回の主役を紹介しましょうか。
P1010715.JPG
青いのは15cmものさし!






今回の主役は真ん中のミミズクさん!
・・・ではなく、その両脇の円盤たちです。

右からいきましょう。
 この半円形の物体、何だと思います?

実はこれ、「キノコ」なんだとか。
先日、鳥の師範と椿山に行ったときに拾いました。世間一般で「サルノコシカケ」と言われているキノコだそうです。キノコについてまったくの素人さんなので、少しだけ調べてみました。内容が難しいので簡単に。
・「サルノコシカケ」とは、木質・多年生の多孔菌型のキノコに与えられた通俗名。
・しかし、学術的に「サルノコシカケ科」という名を採用することはできないので、無難に「多孔菌科」に分類されている。
・「多孔菌科」は管孔型の子実層托(胞子を作る部分)を持つ菌のこと。菌の多くは木材腐朽菌。
・肉質で短命なものから、木質で長命なものまで幅広い種類がいる。長命なものは巨大になるが、生活の本体はカビと同様に菌糸体。いわゆる微生物!
・食べられないものが多く、地味で人目を引かないものが多いが、木材腐朽により自然生態系の構成員として重要な存在。

参考文献:『原色日本新菌類図鑑』、『猿の腰掛け類きのこ図鑑』

やっぱり難しいですね…。
つまり、木みたいな手触りのキノコ(違う種類もいますが)なんですよ!
お猿さんが座れそうだからサルノコシカケと言われるそうです。実際に座ってもらいたいですね!
 拾ったサルノコシカケの種類を調べてみたのですが、分かりませんでした。写真では「ホウロクタケ」に似てるかな~という感じです。サルノコシカケは抗癌作用があるとか。本当だったら面白いですね~!


続いて、左の円盤のお話。
 これは見たまんま、木の円盤です。種類はヒノキ。
間伐実習のときに伐ったヒノキの円盤を頂いて来ました。
ヒノキと言えば、ヒノキ風呂でしょうかね。匂いが好きな人も多いようですね。
 ヒノキは耐久性が高く、容易には腐らないので建築用に使われます。お風呂に使われるのも、腐りにくいからですね。
成長はスギより遅く、生育地も山腹や尾根などの乾燥する場所が適地で、沢沿いを好むスギとは異なるそうです。

 ところで、大学の講義で習ったのですが、木材って乾燥し過ぎると若干縮むんです。しかも、方向によって収縮する割合が違うんです。方向とは、「放射方向・接線方向・繊維方向」の3つです。

放射方向:円盤の中心から外側にかけての方向
接線方向:年輪に沿った(平行な)方向
繊維方向:円盤を寝かせた状態で上から下にかけての方向(つまり木の上から下にかけての方向)

 拾ってきたヒノキは最初、割れ目もなく綺麗で、濡れていました。家に持ち帰った後、除湿機をかけて出掛けました。
帰ってきたら写真のような状態でした。

・・・気付かれましたか??

写真のヒノキ、割れ目が入っているんです。
この割れ方を見たら、1番収縮率の高い方向が分かりますね!
知らないうちに実験していたようです。この実験のおかげでテストで答えられました。
棚からぼた餅です。


以上です!
今日の雑談はお勉強っぽいですね~。
次回は鳥さんたちのお家について書きます。

では! (・∀・)ノシ

部会内容と雑談(梅雨といえば)

こんにちは、くまです。
外は曇天+雨ですが、ブログは爽やかに行きましょう!

2013年5月30日(木)部会内容
私が遅刻してしまったので、連絡は細かく書けませんが一通り書きます。
(調べもんしてたら時間来てて・・・ごめんなさい!)

1.連絡
 ①研究室訪問
 ②新歓・・・6月15日が候補に挙がっているのかな?
 ③調査日決め

2.勉強会
 今回は魚班が「アユカケ」というお魚を紹介してくれました!実物も持ってきてくれてありがとう! 目視できる利点は大きいね。…ダムのせいで数が減っているのは悩ましいですね。我々の学科の領域ですから。

3.その他
 私が午後に、鳥の師範とご一緒させて頂き、椿山へ行って来たので、その報告をしました。
①「ツミ」らしき鳥を目撃!
②オカトラノオが美しい・・・
③サンコウチョウ・オオルリが鳴きまくっていた。
④ウグイス・オオルリの巣を見ることができた。
⑤サルノコシカケ拾ったよ!   など。

あ、忘れていました。当ブログについての話もしました。
①1年生の名前決めよう!
②部会内容だけでもいいから定期的に確認よろしく!
 部員はもちろん、先輩方や関係の方、外部の方、
どなたでもコメント大歓迎です!
・・・外部の方って、どなたか見ていらっしゃるのでしょうか??

以上です!


雑談です。
 先週から梅雨に入りましたね。まだまだ雨は降り続くでしょうが、すでにうんざりしている方もいらっしゃることでしょう。
しかし、この時期もいいもんです。私がこの時期、特に楽しみにしているのは「アジサイ」です。
『雨、降り続くよ アジサイ通りを~♪』って歌が脳内で流れます。
P1010661.JPG
ガクアジサイ

これが1番好きです。青が濃いとうっとりです。


 

 ガクアジサイは日本固有種だそうです。
アジサイ属自体は約30種あり、日本では12種が存在するとか。
ちなみに、ユキノシタ科の低木・ツルに分類されてるみたいです。

花弁はちょっと見えないですね。
え? 見えてる?
いえいえ、4枚の薄い青色はガク辺らしいですよ。
花弁ではないそうです。
「装飾花」といわれる部分なんですって。
じゃあ、本当の花はどこよ? って思いますよね。
8つの装飾花が囲んでいる、青いつぶつぶの集団が本当の花です。小さすぎて写真からは判別できません。
ちなみに、装飾花の中心にも花があるそうです。

 ガクアジサイの「ガク」は装飾花によって花序(花の集まり)の周辺が縁取られた様子からきているとか。
大きな宝石を囲む台座みたいです。

P1010652.JPG
こちらはアジサイ、もしくはセイヨウアジサイでしょうかね。




一般的に「アジサイ」と言われると、こちらを思い浮かべる人が多いかもしれません。

アジサイは花序全体がほとんど装飾花になった種だそうです。
そして、セイヨウアジサイはガクアジサイを中心に、系統選抜や他種との交配などにより、ヨーロッパで作出されたものだそうです。つまり人為的に作られた種ですね。

「外国はやはり派手な見目を好むのかなぁ」と思っていたのですが、日本で栽培されていた品種も含まれているそうです。
まあ、好みは人それぞれですね!



あ、この時期は彼らもいますね!
P1010574.JPG

パラダイスかな?





雑談終わります!
次はどのネタにするか思案中です。

では!(・∀・)ノシ

 

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