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野外生物生態調査研究部

宮崎大学の部活、野研の結果報告、お知らせなど。

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天神池調査

どうも佐佐木です。
更新が遅くなってしまいましたが、11月30日に調査地にある天神池の調査を行いました!

池はあまり水が抜けていなくて淵の方しか調査することができませんでしたが、いくつか見つかった生物について紹介しておきます(/・ω・)/



サネカズラ
サネカズラは枝からとった液を整髪料に使ったことから美男葛(ビナンカズラ)とも言われるようです('ω') by大嶋部長


未同定です。

 
山からの湧き水が流れてくるエリアがあるのですが、その付近に多く見られたのがカラスガイです。
たくさん採れて持ってきたバケツの中はいっぱいになりました(゜-゜)
採れたカラスガイについては、お腹を壊す覚悟を持った勇気ある5人の野研メンバーにより食されました(笑)
私も食べましたが、しっかり泥抜きしたものの若干の泥臭さは残っており、また内臓の食感が滑らかな泥土?みたいな感じで気持ち悪かったです|:3ミ
貝自体に味はなく、味付けの砂糖醤油のみの味だけがしました・・。

写真に写っている水草については未同定です。


ヌマエビ


スジエビ
スジエビは攻撃的で肉食性の強いエビです。
兒玉さんによると、同じタッパー内に入れていたらスジエビがヌマエビを襲っていたようでした。

また採取した泥で微生物も調べていただけるようので、結果が出るのは2~3か月後ですが楽しみですね(*‘∀‘)
池の水が完全に抜けていたわけではないのでたくさん生物が見れたわけではありませんが、なかなか調査することのできない場所だと思うので貴重な体験になったのではないかと思います。

加えて、6日に野研の忘年会を行いました。
みなさん1年間お疲れさまでした!もう数十日ほど2014年を頑張りましょう!
ではでは

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Comment

池干し

  • 枯木
  • 2014-12-08 15:51
  • edit
・今日現在、池の水位は変わっていません。もう40年も干していないので、底の方の栓が泥で詰まっていて水が抜けないのでしょう。もう少し時期が早ければ村の人が栓をきれいにするのでしょうが、この寒さでは・・・。
<カラスガイ>僕らが子供の頃は、砂糖と醤油で煮付 けたものが美味しかったですよ。やはり食料事情の 違いでしょうかね。ただ、サザエなどははらわたな ども食べますが、さすがにカラスガイのは泥臭さが 強いので、そこを除いて調理していたようです。
<鳥>調査の日以降しばらくはカイツブリが2羽いま したが、どこかに脱出したようです。
<魚>魚影が全く見られません。あの辺りをミサゴが ウロウロしているので、大きなコイなどは捕まった のかもしれません。
<池の水草>① 葉や茎が見当たりませんが、真っ黒 になったヒシの実が幾つか落ちています。
② あのスイレンみたいなのは、スイレン(ヒツジグ サ)でいいのですかね。写真には、その葉にクモが さりげなく止まっていますが、ハシリグモの仲間か な。

無題

  • 大嶋
  • 2014-12-08 18:55
  • edit
水草についてですが私もヒツジグサなのかなと思っていました。花の様子と花期がわからないのですが枯木さん、もし知っていれば情報をいただけると幸いです。

ヒツジグサ?

  • 枯木
  • 2014-12-08 20:31
  • edit
・ヒツジグサは「羊草」で、その名の由来は“花が羊の時刻(午後2時頃)に咲くから”だそうです。
 ヒシの花が咲く夏季の頃に、葉っぱの大きさに相応の、中央(筒状花)が黄色で周囲(舌状花)が白い花を見ますよ。

エビ

  • 枯木
  • 2014-12-09 17:25
  • edit
1.ヌマエビ:やはりいましたか。昔は、池干しがあるとご婦人方は竹製ざるでこのエビをすくっていました。すごい量で、しばらくはてんぷらなどにして食べさせられました。天ぷらは、エビが小さいので1匹ずつではなく、数十匹ごとです。念のため。(^o^)
 先輩の上原君によると、田圃の真ん中をを流れるしょうじがけの溝にはミゾレヌマエビがいるそうです。こちらは流れる溝にいるんだとか。
2.スジエビ:こういう種がいるとは知りませんでした。※ヌマエビとともに、調査地の「生き物リスト」に新規記載しておきます。

無題

  • 大嶋
  • 2014-12-11 16:02
  • edit
枯木さん、ありがとうございます。
来年の夏が楽しみです。

干支の付く名前

  • 枯木
  • 2014-12-12 14:44
  • edit
・知ったかぶりするつもりはありませんが、夏から秋
にかけて調査地の道路脇にキンゴジカがいっぱい黄色い花を咲かせます(クマさんに教えてもらった)。
 キンゴジカとはどういう意味か調べたら、漢字で“金午時花”と書き、「午(ウマ)時つまり午後0時頃に咲く金色の花」のようです。
 来夏、昼頃に咲いているか是非観てやってください。既に確認済みかな?

無題

  • 大嶋
  • 2014-12-13 19:57
  • edit
キンゴジカにはそのような意味があったのですね。
それから昼頃に花を咲かせるとは知りませんでした。

私もキンゴジカの花は調査のときに教えていただきました。あれ?調査は早朝ですね…
記憶が曖昧です(・・;)

キンゴジカ

  • 枯木
  • 2014-12-14 10:00
  • edit
・生き物は(ヒトも含めて)規格外も多いですから、午の刻前後に咲くのもあるのでしょう。でも、早朝は早すぎるような気がしますので、来夏、確認してみてください。本種は英名でTeaplantとも言い、お茶の代用にもなるそうです。チャンスがあったら試してみてください。
・サルトリイバラ:「羊草」や「金午時花」同様にひょっとしたら「申酉茨」ではないかと想いましたが、従来の説どおり「猿捕茨」でした。

無題

  • 大嶋
  • 2014-12-14 20:30
  • edit
さすがに早朝は早いですね。来春確認してみます。
名前になるほどとはさぞ良いお茶になるのでしょう。試してみたいですね。
なるほど。咲く時間を名前にしている植物は多いのかもしれません。ハゼランは午後三時頃に咲くために三時草という別名を持ってますね。
サルトリイバラは柏餅の柏のように餅を包むのに使われれいると聞きます。

三時草など

  • 枯木
  • 2014-12-15 08:41
  • edit
・ハゼランが三時草とは知りませんでした。
・宮崎では柏餅よりもサルトリイバラの葉の団子が一般的でした。5月の節句に若葉を使い、蒸すといい香りを醸し出します。
 来春、葉だけでも蒸してみてください。

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